おるたのクラス

1コマ 90  分 

2コマ × 週2回

おるたスコーレでは以下6つの教科を年間スケジュールに沿って実施していきます。

教科書はなく、インターネットや新聞などを適宜活用しながら教師と生徒との対話を中心とした授業を行っていきます。

☆英語      


年間75コマ

現代を生きる上で英語を身につける意義は大変に大きいです。将来、仕事をする上で必要になる場合もあるでしょう。しかし英語を習得することの最大の利点は、海外の人々と繋がり、また英語でしか読むことのできない情報にアクセスすることができるようになるということです。そのためには中学レベルの文法の知識と単語さえあれば十分です。あとは実際に聞き取ったり話したりすることで、会話はできるようになります。

授業は週に1、2コマ設け、おるたスコーレの中でとくに重点的に行っていきます。



英語の授業では、まずはその文法的な構造をわかりやすく教えます。その上で、インターネット上など、身の回りに溢れている情報に含まれる英語を取り上げ、リーディング、リスニングの力を身に付けます。

また耳で聴き、声に出して読むことでリズムとして発音を習得していきます。

子ども自身が気になった身の回りの英語についても考え、英語と日本語の関係性についても意識させます。

基礎的な文法や表現を習得し実践に活かせると同時に、本格的にビジネス英語を習得を目指す際の土台を築くことが可能です。

☆読解


 年間30コマ

思考力を鍛える上で必要なのがインプットする力です。言語を通した情報を通して現状を把握し、その上で自分がどうすべきか、何を考えるべきかを決定していくことが生きる上では必要です。

また長い文章や難しい書籍を抵抗なく読めるようにするためには、まず文章に対する抵抗感がなくなるように読むこと自体の楽しさを知る必要があります。

国語の授業では読書力とともにメディアリテラシーを鍛えることを目標にし、日本語を正しく理解し、読み込む力を身につけます。文学作品を背景とともに理解し、またニュースや評論文にも触れながら、言葉の柔らかさや硬さにも気づくことができるように様々な言語に接していきます。自分が読んで楽しいと思える文章について考え、読むことが習慣化できることを目標にします。


☆社会


年間30コマ

社会とは、歴史でも地理でもなく、私たちが生きるこの社会について知る教科です。あくまでいまいる社会をどう捉えるかを意識し、歴史や地理だけでなく、この社会を構成するさまざまな要素に接し、社会をよりよくするためにはどうするべきかということに目を向けられるようにしていきたいと考えます。

社会の授業において重視するのは、まさにいま日本や世界で起こっている事柄の理解です。ネット上のニュースや新聞、または映像メディアを見る中でのわからない点や不思議に思った点から興味のある部分を掘り下げていきます。ニュースを見ていく中で行き当たった疑問は必ず地理や歴史と結びつきます。現在と隔絶された外国や昔のことを学ぶのではなく、今と直接結びついた世界の話として理解できることを目標にします。

☆対話


年間20コマ

フォルケホイスコーレの重要な要素である「対話」は、他の教科の中にも取り入れていきます。それらと独立した形で「対話」という授業を行う目的は、各教科として必要とされるトピックに縛られず、対話する力を身につけることに特化した授業にしたいと考えたからです。教科の枠を超えたさまざまな話題について議論し、思考力を育みます。

この授業では、自分の意見を言い、人の意見を聞く力。自分の意見を論理的にまとめ、表現する力。また批判を個人的に受け取らず、客観的な視点を持つ力の習得を目標にしていきたいと思っています。

☆表現


 年間20コマ

知識を得ること、インプットすることは生きる上でとても重要なことだと思います。しかし得たものを自分の中に蓄積し、加工し、アウトプットすることが生活を豊かにするのではないかと考えます。生きていく上でより重要なことは、何を得るかよりも何を表現していくかであると思います。ここで学んだことだけでなく、自分の中に蓄積していくものを、なんらかの形でアウトプットすること。そのために必要なスキルの習得を目指します。

この授業では、文章を書く、絵を描く、音楽や映画、その他の芸術を通して表現する、とはどういうことなのかを考え、実際に自分の手で表現する力を養うことも目的にします。また他者の表現に触れ、批評することについても考えたいと思います。

☆質問


 年間25コマ

単純に学校の授業のフォローアップのための時間です。学校の授業の中、または与えられた宿題、課題の中でわからない点について質問し、理解のために役立てます。学校の教材、または外部の教材を自由に持ち寄り、基本的には個別で勉強を進め、適宜サポートいたします。学校の定期テスト前にはテスト範囲の勉強のために活用できます。